中学受験 社会の暗記ポイントとおすすめ暗記テクニック

中学受験の社会は、地理・歴史・公民と3分野あり、それぞれに覚えなければならないことが豊富にあります。暗記することが苦手な子はもちろんのこと、知識を整理して頭に入れることが苦手な子にとっては、社会の暗記をして問題を解けるようにするためにはかなりの努力が必要です。

しかし、社会は暗記した知識をうまく引き出してくることができるようになれば、すぐに得意科目にすることもできますし、合格に必要な点数が取れるようになります。追い上げ次第で合格に近づける原動力にもなる科目です。

社会が苦手だという人は、今一度暗記の方法を確認してみましょう。今回は社会の暗記のポイント、おすすめの暗記テクニックを紹介していきます。内容を参考にして、知識をインプットして社会の得点力をあげましょう。

社会の暗記をスムーズにするためのコツ

社会の暗記が上手くできない人はどこから取り組むと良いのでしょうか。大切にすべきポイントを4つ紹介します。

まずは都道府県をはじめとする地理の知識を完璧にする

社会が苦手な人は「都道府県だけを聞かれることはないから覚えてなくても大丈夫」とか「都道府県や県庁所在地を覚えるよりも、もっと受験でよく出る知識を頭に入れたい」とかと考えるものです。しかし、どれだけ受験が近づいていたとしても、最初に確実に覚えるべき知識は以下のようなものです。

・地方区分

・都道府県

・県庁所在地

・山地、山脈

・川

・平野

これらの知識が必要なのは、社会のすべての知識の土台となるためです。家を建てる際にも、土台がきちんとしていないと家は壊れてしまいます。社会の知識も同じなのです。基礎となる、日本地理の知識が入っていないと、他の分野の知識を覚えてもつながっていきません。そのため、どれだけ受験が近くなってきたとしても、最初に確実に覚えるべきものは都道府県をはじめとする地理の基礎知識なのです。

これらの知識を覚えるのは、基礎となる知識を身につけるだけでなく、暗記すべき内容を頭に入れる練習としても役立ちます。暗記するとひとことでいっても、位置を覚えるのはもちろんのこと、周囲にどの県があるのか確認したり、漢字が正しく書けるか確認したりといった作業が必要です。こういった一つひとつの作業が社会の知識を正確にスピーディーに覚えるために役立ちます。

暗記するときは数を意識する

社会の暗記は「三大急流」や「労働三権」など一度に複数個覚える項目が多いです。こういった数字が入っているもの以外でも、数字を意識しておくと暗記がしやすいですし、思い出すときに思い出しやすくなります。

例えば、全国に海のない県は8つあります。群馬県、栃木県、埼玉県、長野県、山梨県、岐阜県、滋賀県、奈良県、とそのまま覚えていると、すべてを書き出すときに漏れがないかどうかの確認ができません。全部で8つということを頭に入れておくこと、さらに余裕があれば関東が3つ、中部が3つ、近畿が2つ、というように地方ごとの数も頭に入れておくようにします。そうすると、やみくもに思い出そうとするよりも思い出しやすいです。

アプリやゲーム、マンガも積極的に取り入れる

最近では塾でもタブレット学習を行うところが増えています。どうしてもアプリや動画などを用いての勉強に抵抗のある保護者もいるでしょう。しかし、最近では効率よく勉強できるアイテムとして見直されています。

特にアプリやゲーム、マンガといったアイテムは休憩時間に楽しめる点が大きなメリットです。気分転換をしながらもしっかりと勉強することができます。アプリやタブレットを活用すれば、アラームをかけることもできるので時間管理もしやすいです。

もちろん、アプリやゲーム、マンガの内容だけでは受験に対応することは不可能です。しかし、覚えておくべき情報を整理したり、歴史の流れを理解したり、復習の時間を設けたりするのには効果があります。子どもたちも勉強よりも取り組みやすいので、机に向かって勉強するよりもスムーズに取り組めます。苦手な分野の克服対策として積極的に取り入れてみましょう。

目につくところに暗記事項を貼っておく

都道府県や年表など、社会の暗記すべき内容をまとめたポスターは受験勉強グッズとして人気のあるアイテムの一つです。「壁に貼る」というのは勉強法として昔から取り組まれています。シンプルなことですが、目にする機会が増えることで自然と記憶に残りやすくなります。そこで、覚えるべき内容はトイレやお風呂、リビングなど目にする場所に貼っておくようにしましょう。

貼れば覚えるというわけではありません。膨大な量の暗記物を貼ってしまうと目に入る情報が多すぎてなかなか覚えることができないです。例えば歴史の年表を貼りたいときには時代ごとに貼るなど、情報を厳選するように心がけましょう。

市販の教材だけでなく、自分で覚えたいものを書いたものを貼るので十分です。世界遺産の一覧や、よく間違える漢字を書き出したものなど、覚えるべきことを裏紙に書き出すことも勉強として役立ちます。紙に書いてマスキングテープで壁に貼り、覚えたら捨てるようにしましょう。すべて暗記できて紙を捨てるときの達成感はモチベーションアップにも効果的です。

社会は受験前の得点アップに効果的な科目

社会は他の科目に比べて最後の追い上げで得点を取りやすい科目と言われています。その理由はどのようなところにあるのでしょう。

覚えることで得点につながる

受験直前になると、限られた時間で少しでも得点力をアップさせることが求められます。その際、もっとも最後の追い上げで得点を上げることができるのが社会です。

中学受験の勉強では、算数に力を入れがちですが追い上げでの得点アップには限りがあります。算数の場合には解き方を覚えても全く同じ問題が出るとは限りません。似たような問題が出題されても、文章や数字が違うことによって同じような問題であることを見破れないことも少なくありません。

それに対して社会は、暗記すべき内容さえ頭に入れておけば答えられる問題が多いです。そのため暗記量を増やすことによって短期間で飛躍的に得点アップをさせることもできるのです。

最後まであきらめないことが合格につながる

受験前は誰でも合格できるか不安になるものです。過去問の点数が思うように伸びなかったり、わからない問題があったりすると特に気持ちが不安定になります。苦手な科目があることも不安な気持ちになる理由の一つです。

社会が苦手な場合も、親子共に合格への不安が出てくることがあるでしょう。そのようなときにも、覚えることを覚えることで少しずつ知識が身についていく感覚や、過去問の点数が伸びていく経験をすることは、モチベーションアップにもなりますし、自信にもつながります。強い気持ちをもって最後まで受験勉強できることにより、合格に近づくのです。そこで

社会が苦手、暗記が苦手という場合にも、あきらめず覚えるべきことをコツコツと覚えていき、合格をつかんでいきましょう。

まとめ

今回は社会の暗記のコツを4つ紹介しました。最初からすべてに取り組もうとしてもうまくいきません。まずはどれか1つ取り入れやすそうなものから始めてみましょう。少しずつ知識が身についてくれば、暗記もスムーズに進めやすくなり、どんどんと知識が身についていきます。

社会が苦手な人も、暗記が苦手な人も、継続して暗記を続けていけば少しずつ知識が身に着きますし、暗記のスピードも上がっていきます。社会は暗記したことがすぐに得点に反映しやすく、過去問の点数も伸びやすいです。努力が成果に現れやすいですから、あきらめずコツコツ続けて合格に向けて頑張ってみましょう。